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エコタイヤとは、燃費性能と安全性に優れたタイヤのことで
なかでも、JATMA基準値をクリアしているものは「低燃費タイヤ」と呼ばれます。
しかし、エコタイヤと低燃費タイヤを同じ意味で使っている人がほとんどです。

エコタイヤの種類はさまざまにありますので
どれを選べばよいのか、悩むことでしょう。
そこで、おすすめしたいポイントは
JATMAがグレーディングシステムで定めた
「転がり抵抗係数」と「ウェットグリップ性能」を見るようにしましょう。

転がり抵抗係数とは、車を走らせるとタイヤに生じるエネルギー抵抗を表したものですが
AAA・AA・A・B・Cといった5段階に分かれています。

このうちBとCはJATMAの定める低燃費タイヤに当てはまりません。
ですから、転がり抵抗係数を見るときは「AAA～A」かどうかを確認します。

走行速度や空気圧によって変化しますので、一律ではありませんが
JATMAのデータでは「転がり抵抗が20%下がると燃費は2%向上する」となっています。


つぎに、ウェットグリップ性能とは
濡れた路面上におけるタイヤのグリップ力です。
パーセンテージごとに「a・b・c・d」の4段階で表されています。
最も低いグレードdの最低値は110%、110%未満は低燃費タイヤではありません。